国別地域別政策・情報 国別約束(年度別交換公文(E/N)データ)

コスタリカ大学に対する文化無償協力について

平成15年8月30日

  1. わが国政府は、コスタリカ共和国政府に対し、コスタリカ大学がプラネタリウム機材を購入するため(the supply of planetarium equipment to the University of Costa Rica)、5,000万円を限度とする額の文化無償協力を行うこととし、このための書簡の交換が8月29日(日本時間30日)、サンホセにおいて、わが方猪又忠徳在コスタリカ共和国大使と先方ロベルト・トバル・ファハ外務・宗務大臣(Roberto Tovar Faja, Minister of Foreign Affairs and Worship)との間で行われた。

  2. コスタリカ大学は、学生数3万人を擁するコスタリカ最大の高等教育機関であるとともに、一般市民や青少年を対象とした文化・教育活動も行い、同国における文化・教育振興にとり重要な役割を担っている。このような中、同大学では、天文学研究および国民に対する天文知識啓蒙活動を進めており、太陽系天体物理学の分野等で同大学と交流を有するわが国の天文台の助言や協力を得て、コスタリカ初となるプラネタリウムを建設し、日本の高品質な投影機等を設置することを希望しているが、予算上の制約から、必要な機材の購入が困難な状況にある。
     このような状況の下、コスタリカ政府は、コスタリカ大学がプラネタリウム機材を購入するために必要な資金につき、わが国政府に対して文化無償協力を要請してきたものである。
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