
モンゴル国立ドラマ・アカデミック劇場に対する文化無償協力について
平成15年8月21日
- わが国政府は、モンゴル国に対し、モンゴル国立ドラマ・アカデミック劇場が照明・音響機材を購入するため(the supply of lighting and sound equipment to the Mongolian National Academic Theater of Drama)、4,900万円を限度とする額の文化無償協力を行うこととし、このための書簡の交換が8月21日(木)、ウランバートルにおいて、わが方當田達夫在モンゴル国大使と先方ロブサン・エルデネチョローン外務大臣(H. E. Mr. Luvsan Erdenechuluun, Minister for Foreign Affairs of Mongolia)との間で行われた。
- モンゴル国立ドラマ・アカデミック劇場は、モンゴル最大の劇場として、国内外の音楽、舞踊、演劇の公演、若手芸術家の養成、伝統芸能の保護を精力的に行っており、2000年には「太平洋太鼓・日本舞踊団公演」を、2002年には「人形芝居」、「日モンゴル外交関係樹立30周年記念コンサート」等を行うなど、日本文化事業も積極的に実施し、同国における日本文化紹介に大きく貢献している。しかしながら、同劇場が所有する機材は、老朽化が著しく、同劇場の活動に支障をきたしているため、機材の整備が急務になっているが、同劇場に対する予算には限界があり、必要な機材の購入が困難な状況にある。
このような状況の下、モンゴル政府は、モンゴル国立ドラマ・アカデミック劇場が照明・音響機材を購入するために必要な資金につき、わが国政府に対して文化無償協力を要請してきたものである。