
モルディブに対する無償資金協力(食糧援助)について
平成15年4月24日
- わが国政府は、モルディブ共和国政府に対し、1億7,000万円を限度とする額の無償資金協力(食糧援助)を行うこととし、このための書簡の交換が、4月24日(木)、スリランカ民主社会主義共和国のコロンボにおいて、わが方大塚清一郎在モルディブ大使(スリランカにて兼轄)と先方ラシダ・ユサフ駐スリランカ・モルディブ大使(H. E. Ms. Raashida Yoosuf, High Commissionor of the Republic of Maldives in Sri Lanka)との間で行われた。
- モルディブは、インド洋に位置する人口約28万人の国である。国土は1,200の島々からなり、ほぼ全ての島が環礁であり、土壌が農業生産に向かないことから、穀物の生産性は低く、毎年食糧穀物需要量のほとんどを輸入に依存している。このため、穀物の輸入は同国の貿易赤字の主要因となっており、同国経済にとって大きな負担となっている。
このような状況の下、モルディヴ政府は小麦粉の輸入に必要な資金につき、わが国政府に対し無償資金協力を要請してきたものである。