
ブルキナファソに対する無償資金協力(食糧援助)について
平成15年4月10日
- わが国政府は、ブルキナファソ共和国政府に対し、3億円を限度とする額の無償資金協力(食糧援助)を行うこととし、このための書簡の交換が、4月10日(木)、ワガドゥグにおいて、わが方黒川祐次在ブルキナファソ大使と先方ユスフ・ウエドラオゴ国務大臣兼外務・地域協力大臣(Monsieur Youssouf OUEDRAOGO, Ministre d'Etat, Ministre des Affaires etrangeres et de la cooperation Regionale du Burkina Faso)との間で行われた。
- ブルキナファソは、食糧安全保障を国家の重要課題の一つとして位置づけているが、同国の農業が、伝統的な農法によっていることに加え、農業基盤が脆弱であることから、降雨量等の自然条件の影響を受け易い為、農業生産性は低く、また不安定な状況である。このため同国では、主食である米、小麦を外国からの輸入に依存しているが、同国の人口増加率は年3%と高いため、輸入した食糧では国内需要を満たすことはできず、慢性的な食糧不足の状況が続いている。
このような状況の下、ブルキナファソ政府は食糧不足に伴う米を購入するために必要な資金につき、わが国政府に対し無償資金協力を要請してきたものである。