国別地域別政策・情報 国別約束(年度別交換公文(E/N)データ)

ラオスに対する無償資金協力「食糧援助」について

平成15年4月4日

  1. わが国政府は、ラオス人民民主共和国政府に対し、1999年の食糧援助規約に基づき、5億円を限度とする食糧援助(無償資金協力)を行うこととし、このための書簡の交換が、4月4日(金)、ビエンチャンにおいて、わが方橋本逸男在ラオス大使と先方ポンサワット・ブーパ外務副大臣(Mr. Phongsavath Boupha, Vice Minister of Foreign Affairs)との間で行われた。

  2. ラオスにおける農業は、天水に依存する伝統的な農法で行われているため、干ばつ等の天候の影響を受けやすく、農業生産性は極めて低いので、食糧の安定生産に問題を抱えている。また、灌漑施設等の整備が遅れており、近年には集中豪雨による洪水や病原虫が発生し、米などの主要食糧に大きな打撃を受け、同国では慢性的な食糧不足の状況にある。
     このような状況の下、ラオス政府は、食糧供給計画を策定し、この計画の実施のための食糧の購入に必要な資金につき、わが国政府に対し無償資金協力を要請してきたものである。
このページのトップへ戻る
目次へ戻る