国別地域別政策・情報 国別約束(年度別交換公文(E/N)データ)

バングラデシュに対する円借款の供与について

平成15年3月30日

  1. わが国政府は、バングラデシュ人民共和国政府に対し、「パクシー橋建設計画(II)」(Paksey Bridge Construction Project(II))のための総額92億900万円までの円借款を供与することとし、このための書簡の交換が3月30日(日)、ダッカにおいて、わが方小林二郎在バングラデシュ大使と先方ソイヨット・ゴーラム・キブリア財務省経済関係局副次官(Mr. Syed Golam Kibria, Additional Secretary, ERD, Ministry of Finance)との間で行われた。

  2. 案件の概要

    (1)バングラデシュの西部地域はパドマ川(ガンジス川)によって南北に二分されており、今回のパクシー橋建設計画では、パドマ川によって隔てられている国土の北西部と南西部をつなぐことを目的としている。この計画実施により、バングラデシュの主要都市であるクルナ(南西部)、ダッカ(東部)、チッタゴン(南東部)が陸路で結ばれ、モングラ港を拠点とする西部地域の開発および東西地域間の経済活動の活性化が期待される。

    (2)プロジェクトの概要
    • 橋梁本体(全長1,786m、幅18.3mの2車線橋、歩道を含む)
    • 護岸工事(0.9km)
    • 東西取付道路(東側10km、西側6km)
    (3)本件計画は、1997年度に第一期を供与したものに引き続き、第二期目の供与を行うもの。

  3. 供与条件

    (1)金利 : 年1.0%
    (2)償還期間 : 30年(10年の据置期間を含む)
    (3)調達条件 : 一般アンタイド

  4. なお、今回の書簡の交換により、わが国のバングラデシュに対する円借款の総額は、5,860億6,900万円(交換公文ベース)となる。
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