対象案件の概要
(1)「プランテーション改善計画(II)」
プランテーション労働者の生活環境の改善を目的とした住宅ローン、アメニティ(集団住居の屋根葺替、校庭建設、トイレ建設、茶摘機等の購入)、啓蒙プログラム(家計管理訓練、アルコール依存削減訓練、社会開発訓練)等を行うもの。
(2)「地方道路改善計画」
中央州およびサバラガムワ州において、車両走行性の向上による移動性の向上、地域経済活動の活性化、地域間で調和のとれた開発の促進を目的として、地方道路・橋梁の路面舗装などの改善・補修等を行うもの。
(3)「農村経済開発復興計画」
北西部州、北中央州および中央州の約6,500平方キロメートルの地域において、農家の生産性向上および持続的開発の達成を目的として、灌漑施設の改善・補修、農民組織の強化、農村金融等の包括的な農村開発プログラムを行うもの。パイロット事業として、和平交渉の進展をみつつ、旧紛争地域である北・東部(北部州、東部州)において灌漑施設の改善・補修等を行う。
(4)「電力セクター改革事業計画」
ケラワラピティティア・コンバインドサイクル発電所から既設のコツゴダ変電所まで約18kmにわたる220kv送電線を建設するもの。
(5)「電力セクター改革計画」
アジア開発銀行(ADB)の「電力セクター開発プログラム」と協調し、競争原理の導入、効率性の追及および透明性の向上を目的に、セイロン電力庁(CEB)の発・送・配電部門の分割、CEBの財務改善および公共事業委員会の設立を柱とするセクター改革を推進するもの。
(6)「小規模インフラ整備計画」
バランスの取れた経済発展を実現する観点から、地方の基礎インフラを整備すること等を目的として、給水、灌漑、道路、教育各分野の小規模な開発事業を支援するもの。一部の事業は北・東部を対象とする。