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インドネシアに対する特別円借款の供与について
~インドネシアのエネルギー自給に寄与~

平成15年1月21日

  1. わが国政府は、インドネシア共和国政府に対し、同国のエネルギー自給への寄与、クリーンエネルギーである天然ガスの利用による環境改善に資するため、490億8,800万円までの特別円借款を供与することとし、このための書簡の交換が1月21日(火)、バリにおいて、わが方飯村豊在インドネシア大使と先方ドロジャトゥン経済担当調整大臣(Prof. Dr. Dorodjatun Kuntjoro-Jakti, Minister Coordinator for Economic Affairs)との間で行われた。

  2. 対象案件および供与限度額

     南スマトラ-西ジャワ・ガスパイプライン建設計画 490億8,800万円

  3. 案件概要

    (1)南スマトラ-西ジャワ・ガスパイプライン建設計画は、スマトラ南部のガス田にて採掘された天然ガスをジャワ島に輸送するパイプラインを建設するとともに、西ジャワのガス供給網を整備するものである。

    (2)未利用のガスの有効活用を図るとともに、エネルギーのガス代替化を進めることにより資源の効率的利用を図り、また、クリーンエネルギーである天然ガスの利用による環境改善、国内エネルギー消費をガスで代替することによる石油輸出増大が期待できる案件として実施するものである。

  4. 供与条件

    (1)金利:年0.95%
     ただし、コンサルタント部分については特別環境案件と同じ金利(0.75%)を適用。

    (2)償還期間:40年(10年の据置期間を含む)

    (3)調達条件:日本タイド
     ただし、コンサルタント部分については二国間タイド。

  5. なお、今回の書簡の交換により、わが国のインドネシアに対する円借款の総額は、3兆8,396億5,860万円(交換公文ベース)となる。
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