平成14年9月20日

1. わが国政府は、タイ王国政府に対し、同国の経済社会開発努力を支援するため第27次（2002年度、2案件）分として451億7,000万円までの円借款を供与することとし、このための書簡の交換が9月20日（金）、バンコクにおいて、わが方時野谷敦在タイ大使と先方ソムキット・チャトゥシーピタック副首相兼大蔵大臣（H. E. Dr. Somkid Chatusripitak, Deputy Prime Minister and Minister of Finance）との間で行われた。
   
   
2. 対象案件・供与限度額
   
   
   （1）「第2バンコク国際空港建設事業（V）」
   　　（供与限度額：347億8,400万円）
   
   
   （2）「バンコク230kV地中送電線建設計画」
   　　（供与限度額：103億8,600万円）
   
   
   
3. 借款条件
   
   

   （1）金利：	年2.2％ 　ただし、2.（1）のコンサルタント部分については年0.75％、2.（2）のコンサルタント部分については年1.8％。
   （2）償還期間：	25年（7年の据置期間を含む） 　ただし、2.（1）のコンサルタント部分については40年（10年の据置期間を含む）。
   （3）調達条件：	一般アンタイド

   
   
   
4. 今回の書簡の交換により、1967年度以降タイに供与された円借款の総額は、1兆9,644億4,800万円（交換公文ベース）となる。