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ウクライナのキエフ青少年芸術アカデミーに対する文化無償協力について

平成15年3月28日

  1. わが国政府は、ウクライナ政府に対し、キエフ青少年芸術アカデミーが楽器及び音響・ビデオ機材を購入するため(the supply of musical instruments and audio and video equipment to the Kiev Children's Academy of Arts)、4,640万円を限度とする額の文化無償協力を行うこととし、このための書簡の交換が3月28日(金)、キエフにおいて、わが方天江喜七郎在ウクライナ大使と先方バレリー・ホロシュコフスキー経済・欧州統合大臣(Valeriy Khoroshkovskyy, Minister of Economy and European Integration)の間で行われた。

  2. キエフ青少年芸術アカデミーは、ウクライナ有数の国立フィルハーモニーオーケストラやシェフチェンコ記念国立オペラ・バレエ劇場との密接な協力関係の下、同国における高いレベルの芸術教育を行うことにより、同国の芸術・文化発展に大きく貢献している。また、同アカデミーは、昨年年11月には日本・ウクライナ外交関係開設10周年記念文化行事「日本の秋」の一環として、和太鼓教室を開催するなど、わが国との拘留事業の拠点の一つとしてウクライナにおける対日理解促進に資する活動を行っている。しかしながら、同アカデミーの教育用楽器および音響・ビデオ機材は質量ともに不足しており、効果的な芸術教育の実施に支障をきたしているため、新たな楽器や機材の購入を必要としているが、ウクライナの厳しい経済情勢においては、楽器・機材の更新が困難な状況にある。
     このような状況の下、ウクライナ政府は、キエフ青少年芸術アカデミーが楽器および音響・ビデオ機材を購入するために必要な資金につき、わが国政府に対して文化無償協力を要請してきたものである。
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