国別地域別政策・情報 国別約束(年度別交換公文(E/N)データ)

エクアドルに対する無償資金協力(食糧増産援助)について

平成15年3月27日

  1. わが国政府は、エクアドル共和国政府に対し、5億円を限度とする額の無償資金協力(食糧増産援助)を行うこととし、このための書簡の交換が3月26日(日本時間27日)、キトにおいて、わが方平松弘行在エクアドル大使と先方フランシスコ・プロアニョ・アランディ外務大臣代行(Francisco Proano Arandi, Ministro de Relaciones Exteriores Encargado)との間で行われた。

  2. エクアドル共和国では、全就業人口の約30%が農業に従事しており、農業は国内総生産の約20%を占める主要産業である。しかしながら、主要食糧であるトウモロコシ、ジャガイモ、小麦およびフリホールの生産は、小規模な農家による伝統的な農法で栽培されていることが多く、その生産性は低く、生産量が国内消費を満たす状況には至っていない。このような状況の下、エクアドル共和国政府は、主要食糧の生産性向上および増産を図るために「食糧増産計画」を策定し、この計画の実施のための肥料の購入に必要な資金につき、わが国政府に対し無償資金協力を要請してきたものである。

  3. この協力の実施により、エクアドル共和国において主要食糧の増産が図られるとともに、主要食糧生産に従事する小規模な農家の生活水準が向上し、貧困問題が軽減されることが期待される。
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