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中国の北京日本学研究センターに対する文化無償協力について

平成15年3月20日

  1. わが国政府は、中華人民共和国政府に対し、北京日本学研究センターが日本研究用機材を購入するため(the supply of equipment for the study of Japan to the Beijing Center for Japanese Studies)、4,820万円を限度とする額の文化無償協力を行うこととし、このための書簡の交換が3月20日(木)、北京において、わが方阿南惟茂在中国大使と先方章新勝教育部副部長(Zhang Xinsheng,Vice Minister,Ministry of Education,the People's Republic of China)との間で行われた。

  2. 北京日本学研究センターは、日中両国政府の協力の下に設置された中国最大の日本研究・日本語教育機関であり、過去20年にわたり日本学研究者や日本語教師の養成が行われ、知日派の人材育成拠点としても大きな役割を果たしているほか、6万冊を超える日本語文献を有する同センター図書館は、対外的に開かれた共同利用機関として、日本研究の拠点となっている。
     このような中、日本語教育・日本研究・日本関連情報に対する需要の増大を踏まえ、同センターの施設を拡充し、日本研究拠点としての活動を更に拡大・発展させることを目的として、わが国無償資金協力による「北京日本学研究センター拡充計画」を実施しているが、同センター機材についても現建物同様1950年代の購入品も含まれているため、老朽化した物品の更新および拡充施設用の追加機材の購入が必要となっている。
     このような状況の下、中国政府は、北京日本学研究センターがこれら日本研究用機材を購入するために必要な資金につき、わが国政府に対して文化無償協力を要請してきたものである。
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