
チェコのパラツキー大学に対する文化無償協力について
平成15年3月20日
- わが国政府は、チェコ共和国に対し、パラツキー大学がLL機材および視聴覚機材を購入するため(the supply of language laboratory and audio-visual equipment to the Palacky University)、4,420万円を限度とする額の文化無償協力を行うこととし、このための書簡の交換が3月20日(木)、プラハにおいて、わが方高橋恒一在チェコ大使と先方ペトラ・ブスコヴァー教育・青少年・スポーツ大臣(Petra Buzkova,Minister of Education,Youth and Sports)との間で行われた。
- パラツキー大学はチェコで2番目に古い歴史を持つ総合大学として、モラビア地方の学問の中心となっており、1993年には、日本語学科が創設される等、日本語の普及にも力を入れている。同大学では、より効果的な日本語学習・研究を行うため、ビデオ等を使用した学習を行っているが、現在所有している機材の多くは老朽化しているため有効な学習、研究に支障をきたしており、新たな機材の購入を希望しているが同国の厳しい財政状況のため購入は困難な状況にある。
このような状況の下、チェコ政府は、パラツキー大学がLL機材および視聴覚機材を購入するために必要な資金につき、わが国政府に対し文化無償協力を要請してきたものである。