平成15年3月6日

1. わが国政府は、マラウイ共和国政府に対し、テレビ・マラウイがテレビ番組ソフトを購入するため（the supply of TV programs to the Television Malawi）、2,930万円を限度とする額の文化無償協力を行うこととし、このための書簡の交換が3月6日（木）、ブランタイヤにおいて、わが方石弘之在マラウイ大使と先方フライディ　A．ジュンベ財務・経済計画大臣（The Honourable Friday A. Jumbe, Minister of Finance and Economic Planning）の間で行われた。
   
   
2. テレビ・マラウイは、2年前に設立されたマラウイで唯一のテレビ局として、週26本のペースで番組作成を行い、同国の有力な情報媒体として、重要な役割を果たしている。また、番組制作では、わが国青年海外協力隊による協力およびJICA（日本国際協力事業団）における技術研修が行われるなど、緊密な協力関係が図られている。しかしながら、テレビ・マラウイにおいて現在使用している機材は質・量ともに限界があるため、増加傾向にある国民の需要に応えるだけの番組制作が困難な状況にある。
   　このような状況の下、マラウイ政府は、テレビ・マラウイがテレビ番組ソフトを購入するために必要な資金につき、わが国政府に対して文化無償協力を要請してきたものである。