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エストニアのヘイノ・エレル音楽学校に対する文化無償協力について

平成15年1月22日

  1. わが国政府は、エストニア共和国政府に対し、ヘイノ・エレル音楽学校が楽器を購入するため(the supply of musical instruments to the Heino Eller Music School of Tartu)、4,630万円を限度とする額の文化無償協力を行うこととし、このための書簡の交換が1月22日(水)、タリンにおいて、わが方長谷川憲正在エストニア共和国大使と先方クリスティーナ・オユランド外務大臣(H.E. Ms. Kristiina Ojuland)の間で行われた。

  2. ヘイノ・エレル音楽学校は、1919年にエストニア南東部のタルトゥ市にに設立され、ピアノ、弦楽器、管・打楽器のほか、音楽理論等の専門的な教育を行っている同国における最も高い権威と歴史を持つ音楽学校である。
     また、ヘイノ・エレル音楽学校は、わが国とも音楽交流のある同国エストニア交響楽団との協力が予定されているなど、将来のわが国との音楽分野での交流も期待されている。
     しかしながら、ヘイノ・エレル音楽学校にて所有している楽器のほとんどが旧ソ連時代に購入したものであり、音楽教育活動を維持していくためには、新たな楽器の購入が急務となっているが、同国の厳しい財政状況のため、購入が困難な状況にある。
     このような状況の下、エストニア共和国政府は、ヘイノ・エレル音楽学校が新たな楽器を購入するために必要な資金につき、わが国政府に対して文化無償協力を要請してきたものである。
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