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南部アフリカの被災民に対する食糧援助について

平成14年12月16日

  1. わが国政府は、南部アフリカの被災民(レソト、マラウィ、スワジランド、ザンビア)に対し、世界食糧計画(WFP)を通じ、11億円の食糧援助を行うこととし、このための書簡の交換が、12月16日(月)ローマにおいて、わが方松原亘子在イタリア大使と先方ジェームス・T・モリスWFP事務局長(Mr. James T. Morris)との間で行われた。

  2. 南部アフリカでは、今夏、過去10年間で最悪の干ばつに災害に見舞われ、主食であるメイズをはじめとする農作物が不作となった。このため南部アフリカにおいては、約5,500万人の人口のうち約1,300万人が深刻な飢饉に直面し、約400万トンの食糧が不足することが見込まれる。このような状況のもと、WFPより国際社会に対し緊急アピールが発出された。

  3. わが国としては、これら被災民の深刻な食糧不足状況を踏まえて、人道的見地より本年8月、「持続可能な開発に関する世界首脳会議(WSSD)」に向けたわが国の貢献策として表明した「小泉構想」の中で「南部アフリカの食糧危機に対する約3,000万ドルの食糧支援」を行うものであり、9月にWFPを通じて実施した1,240万ドルの緊急無償援助と合わせ、約2,140万ドルの援助を実施した。

    (参考)
     今回の食糧援助の内訳(カッコ内は供与穀物と供与額)。
    (1)レソト   (メイズ、2億円)
    (2)マラウィ  (メイズ、5億円)
    (3)スワジランド(メイズ・パルス・CSB、1億円)
    (4)ザンビア  (メイズ、3億円)
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