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ウズベキスタン国立音楽院に対する文化無償協力について

平成14年12月9日

  1. わが国政府は、ウズベキスタン共和国政府に対し、ウズベキスタン国立音楽院が楽器および音響機材を購入するため(the Supply of musical instruments and audio equipment to the Uzbek State Conservatory)、4,970万円を限度とする額の文化無償協力を行うこととし、このための書簡の交換が12月9日(月)、タシケントにおいてわが方河東哲夫在ウズベキスタン大使と先方ハミドゥラ・カラマトフ副首相(Khamidulla Karamatov, Deputy Prime Minister)との間で行われた。

  2. ウズベキスタン国立音楽院は、1936年に設立された中央アジアで最も歴史が古く、最大規模の音楽院であり、音楽教育を行うと共に、学内の300席の劇場や学外に持つ900席の劇場にて各種コンサート等を開催し、ウズベキスタンにおける音楽振興に大きな役割を果たしている。また、わが国との関係でも、日本人バイオリニスト千住真理子氏(2000年に「日本月間」の一環で同国ナヴォイ劇場にて公演を行った)による学生への音楽指導を行う等、わが国との文化・音楽交流にも積極的に取り組んでいる。しかしながら、現在、同音楽院の活動にとって不可欠な楽器および音響機材の数量が不足しており、新たな機材の購入を希望しているが、同国の厳しい経済情勢の下、購入は困難な状況となっている。
     このような状況の下、ウズベキスタン政府は、ウズベキスタン国立音楽院が楽器および音響機材を購入するために必要な資金につき、わが国政府に対して文化無償協力を要請してきたものである。
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