
ホンジュラスのマヌエル・ボニージャ国立劇場に対する文化無償協力について
平成14年11月13日
- わが国政府は、ホンジュラス共和国政府に対し、マヌエル・ボニージャ国立劇場が照明・音響機材を購入するため(the supply of lighting and sound equipment to the National Theater of Manuel Bonilla)、4,990万円を限度とする額の文化無償協力を行うこととし、このための書簡の交換が11月13日(日本時間14日)、テグシガルパにおいて、わが方竹元正美在ホンジュラス共和国大使と先方ギジェルモ・ペレス・カダルソ・アリアス外務大臣(H.E. Guillermo Prez-Cadalzo Aras, Minister for Foreign Affairs)との間で行われた。
- マヌエル・ボニージャ国立劇場は、ホンジュラスの首都テグシガルパ市内唯一の劇場として1915年に設立されて以来、演劇、舞踊、オペラ、オーケストラ公演や各種会議等がほぼ毎日行われるなど、同国の文化活動の拠点的役割を担っている。また、同劇場においては、平成10年に日本箏の演奏会、平成11年および12年には日本人指揮者によるホンジュラス国立交響楽団の公演、また、平成13年には同国在住日本人声楽家によるコンサートが行われるなど、日本とホンジュラスとの文化交流活動の場としての役割を果たしている。現在、同劇場では、公演の形態が多様化する中で、既存の機材では対応しきれず、不足する機材をレンタルするなどの努力を行っているが、厳しい財政事情の中、不足する機材の購入は困難な状況にある。
このような状況の下、ホンジュラス政府は、マヌエル・ボニージャ国立劇場が照明・音響機材を購入するために必要な資金につき、わが国政府に対して文化無償協力を要請してきたものである。