国別地域別政策・情報 国別約束(年度別交換公文(E/N)データ)

ベネズエラ交響楽団に対する文化無償協力について

平成14年10月23日

  1. わが国政府は、ベネズエラ・ボリバル共和国政府に対し、ベネズエラ交響楽団が楽器を購入するため(the supply of musical instruments to the Symphonic Orchestra Venezuela)、4,480万円を限度とする額の文化無償協力を行うこととし、このための書簡の交換が10月23日(日本時間24日)、カラカスにおいて、わが方伊藤昌輝在ベネズエラ・ボリバル共和国大使と先方ロイ・チャデルトン・マトス外務大臣(H. E. Mr. Roy Chaderton Matos, Minister of Foreign Affairs)との間で行われた。

  2. ベネズエラ交響楽団は、1930年に設立されたベネズエラで最も古い歴史と高い水準を誇る交響楽団であり、定期演奏会の他に病院、孤児院、学校、刑務所等においても演奏会を開催するなど、幅広い演奏活動を行うとともに、同国の音楽文化の振興や音楽教育の発展に重要な役割を担っている。しかしながら、ベネズエラ交響楽団が有する既存の楽器は、購入から50年以上を経て老朽化が著しく、演奏活動に支障をきたしているが、同国の厳しい財政事情のため、既存楽器の更新が困難な状況にある。
     このような状況の下、ベネズエラ政府は、ベネズエラ交響楽団が楽器を購入するために必要な資金につき、わが国政府に対して文化無償協力を要請してきたものである。
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