
ラトビア国立交響楽団に対する文化無償協力について
平成14年9月26日
- わが国政府は、ラトビア共和国政府に対し、ラトビア国立交響楽団が音響・照明機材および楽器(ハープ)を購入するため(the supply of sound and lighting equipment and musical instruments to the Latvian National Symphony Orchestra)、5,000万円を限度とする額の文化無償協力を行うこととし、このための書簡の交換が9月26日(木)、リガにおいて、わが方岡田裕司在ラトビア臨時代理大使と先方マーリス・リエクスティンシュ(Mr. Maris Riekstins, State Secretary, Ministry of Foreign Affairs of the Republic of Latvia)の間で行われた。
- ラトビア国立交響楽団は、1926年に創設されたラトビアを代表する交響楽団であり、同国における音楽振興に大きな役割を果たしている。しかし、同交響楽団の使用する音響・照明機材は、20年以上前に購入したものであり、現在老朽化が著しく、繰り返し修理を行い使用している。また、同交響楽団て使用しているハープが老朽化から使用できず、公演不可能な演目や、楽曲のため、国民のニーズに応えられない状況にあり、同交響楽団では新たな音響・照明機材およびハーブの購入を希望しているが予算の上の制約のため購入が困難な状況にある。
このような状況の下、ラトビア政府は、ラトビア国立交響楽団が音響・照明機材及びハープを購入するために必要な資金につき、わが国政府に対して文化無償協力を要請してきたものである。