
インドネシアのジョグジャカルタ文化公園に対する文化無償協力について
平成14年8月28日
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わが国政府は、インドネシア共和国に対し、ジョグジャカルタ文化公園が音響機材を購入するため(the supply of sound equipment to the Cultural Park in Yogyakarta)、3,570万円を限度とする額の文化無償協力を行うこととし、このための書簡の交換が8月29日(木)、ジャカルタにおいて、わが方飯村豊在インドネシア大使と先方アノム文化観光国務大臣府文化保存・振興局長(Dr. I G. N. Anom, Deputy of Preservation and Development of Culture, The State Ministry of Culture and Tourism)との間で行われた。
- ジョグジャカルタ文化公園は、ジョグジャカルタにおける芸術・文化の発展を目的として1976年に設立された複合文化施設であり、インドネシアの伝統・文化の維持および紹介を主たる目的として、伝統舞踊公演、伝統音楽演奏および美術展等の催しを通じ、地域レベル、全国レベルの活動を精力的に行っている。同文化公園は、現在活動内容の拡充を行っているが、30年前に導入した既存の機材では、水準の高い公演活動を行うことが難しくなっているため、新規機材の購入を希望しているが、厳しい予算の制約のため、困難な状況にある。
このような状況の下、インドネシア政府は、ジョグジャカルタ文化公園が音響機材を購入するために必要な資金につき、わが国政府に対して文化無償協力を要請してきたものである。