
ブルガリアの国立文化館に対する文化無償協力について
平成14年8月20日
- わが国政府は、ブルガリア共和国に対し、国立文化館が音響機材を購入するため(the supply of sound equipment to the National Palace of Culture)、4,630万円を限度とする額の文化無償協力を行うこととし、このための書簡の交換が8月20日(火)、ソフィアにおいて、わが方市橋康吉在ブルガリア大使と先方ソロモン・パシ外務大臣(Solomon Passy,Minister of Foreign Affairs of the Republic of Bulgaria)との間で行われた。
- 国立文化館は、ブルガリア建国1300年を記念して1981年に建設された同国最大の総合文化センターであり、大小14のホールにおいて、音楽コンサートや舞踊、各種会議等様々な文化活動が行われている。なかでも、同文化館の第1ホールは、3,880席を有する大規模な劇場となっており、毎年30万人を超える観客を集めて活発な活動が行われている。しかしながら、現在同ホールで使用している音響機材は、1980年初頭に購入されたもので、老朽化が著しく、十分な音質が得られない状態で、公演団体が求める技術的ニーズに応えることが難しくなってきている。
このような状況の下、ブルガリア政府は、国立文化館が音響機材を購入するために必要な資金につき、わが国政府に対して文化無償協力を要請してきたものである。