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ユーゴスラビアのベオグラード交響楽団に対する文化無償協力について

平成14年7月22日

  1. わが国政府は、ユーゴスラビア連邦共和国に対し、ベオグラード交響楽団が楽器を購入するため(the supply of musical instruments to the Belgrade Philharmonic Orchestra)、4,900万円を限度とする額の文化無償協力を行うこととし、このための書簡の交換が7月22日(月)、ベオグラードにおいて、わが方美根慶樹在ユーゴスラビア大使と先方ミロリュブ・ラブス副首相兼対外経済関係大臣(Dr. Miroljub Labus, Deputy Prime Minister and Minister for Foreign Economic Relations of the Federal Republic of Yugoslavia)との間で行われた。

  2. ベオグラード交響楽団は、1923年に設立された国内唯一のオーケストラであり、世界的に著名な音楽家を数多く輩出している世界でも高いレベルを誇る楽団であり、多くの有名指揮者が客演している。しかしながら、同楽団が所有する楽器の大部分は20年以上前に購入されしたものであり、老朽化が著しく進んでいることに加え、同国における過去10年間に亘る経済の荒廃により、新たな楽器購入及び維持管理に必要な予算が得られず、同楽団の楽器の状況は極めて悪化し、同楽団の演奏に多大な影響を及ぼしている。
     このような状況の下、ユーゴスラビア政府は、ベオグラード交響楽団が楽器を購入するために必要な資金につき、わが国政府に対して文化無償協力を要請してきたものである。
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