
ガーナに対する無償資金協力(食糧援助)について
平成14年5月23日
- わが国政府は、ガーナ共和国政府に対し、3億円を限度とする額の無償資金協力(食糧援助)を行うこととし、このための書簡の交換が5月23日(木)、アクラにおいて、わが方野呂在ガーナ臨時代理大使と先方ハックマン・オウス=アジェマン外務大臣(Mr. Hackman Owusu-Agyemang,MP,, Minister of Foreign Affairs)との間で行われた。
- ガーナでは、農業が国内総生産(GDP)の44%、就労人口の57.6%を占めており、同国における基幹産業となっている。しかしながら、同国の農業は、伝統的に小規模な天水を利用する農法を営む農家が多いことから、天候に左右されやすい状況にある。こうした状況に加え、ガーナでは干ばつが長期化していること、また、急激な人口増加が続いていることから、十分な食糧供給が困難な状況にある。
このような状況のもと、ガーナ政府は、主要穀物(米)の調達に必要な資金につき、わが国政府に対して無償資金協力を要請してきたものである。