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ミャンマー「バルーチャン第二水力発電所補修計画」に対する無償資金協力について

平成14年5月10日

  1. わが国政府は、ミャンマー連邦国政府に対し、「バルーチャン第二水力発電所補修計画(the project for Rehabilitation for Baluchaung No.2 Hydro Power Plant)」の実施に資することを目的として、6億2,800万円を限度とする額の無償資金協力を行うこととし、このための書簡の交換が、5月10日(金)、ヤンゴンにおいて、わが方津守滋在ミャンマー大使と先方ソー・ター国家計画経済開発大臣(H. E. U Soe Tha, Minister for National Planning and Economic Development)との間で行われた。

  2. ミャンマーの電力事情は、火力発電用燃料の不足や既存発電機器のトラブル等により慢性的な供給不足に陥っており、1990年以降、1日6から12時間に亘って計画停電が実施されるなど深刻な状況にある。
     バルーチャン第二水力発電所は、総設備容量168MWのミャンマーにおける最大規模の発電所であり、その年間発電量は全国の総発電量の約24%を占めている。発電所全体および6台の発電機のうち3台は、1960年にわが国の戦後賠償により設置され、残りの3台は、1974年にミャマーが独自に設置した。同発電所は、1986年のわが国のリハビリ借款により、一部機材の更新を行い発電機能が保持されたが、補修が行われなかった機器の老朽化や連続フル稼働運転による機器の損傷、損耗が進んでおり、現状のままでは水車の破損、絶縁不良による火災等により機能が完全に停止する可能性が高く、ミャンマー国民の日常生活に甚大な影響を与えるおそれがある。
     このような状況の下、ミャンマー政府は、「バルーチャン第二水力発電所補修計画」を策定し、同発電所内の水車、発電機、変圧器等の損傷の激しい部分についての補修工事(一部機器の取り替えおよび送電線の追加)を実施することを目的として、その資機材の調達等のために必要な資金につき、わが国政府に対し無償資金協力を要請してきたものである。

  3. この計画の実施により、発電所内の重大事故を未然に防止し、ミャンマーの国民生活に必要な電力を安定的に供給することが可能となる。

     
  4. 5月6日、アウン・サン・スー・チー女史に対する行動制限措置が解除され、わが国としてこれを大いに歓迎したところである。わが国は、従来よりミャンマーの民主化と国造りに向けた努力を支援するとの立場であり、このような観点から本件無償資金協力を実施することとしたものである。
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