
ラオスに対する無償資金協力(食糧援助)について
平成14年4月8日
- わが国政府は、ラオス人民民主共和国政府に対し、1999年の食糧援助規約に基づき、3億8,000万円を限度とする額の無償資金協力(食糧援助)を行うこととし、このための書簡の交換が、4月8日(月)、ビエンチャンにおいて、わが方橋本逸男在ラオス大使と先方ブンクート・サンソムサック外務副大臣(H. E. Mr. Bounkeuth SANGSOMSAK, Vice Minister of Foreign Affairs)との間で行われた。
- ラオスでは、灌漑施設等の整備が著しく遅れており、天水依存型の農業が行われているため、干ばつ等の天候の影響を受けやすく農業生産性は極めて低く、食糧の安定的生産に問題を抱えている。特に近年は集中豪雨による洪水、病害虫の発生もあり食糧生産が大きな打撃を受け、米の不足が生じ、約21万5,000人に影響が出ている。
このような状況の下、ラオス政府は、食糧供給計画を策定し、この計画の実施のための食糧の購入に必要な資金につき、わが国政府に対し無償資金協力を要請してきたものである。