平成13年6月26日
(1)首都ハノイ市を起点とし、ハロン市を経由して中国との国境に至る全長約320kmの国道18号線上の交通の中間地点付近にはバイチャイ湾(クアラック海峡)が存在し、現在、同海峡には橋梁が無くフェリーによる通行が行われている。
他方、近年の交通量の増加によりフェリーの運搬能力は限界に近い状況にあり、国道18号線上の交通の渋滞箇所になっている。また、バイチャイ湾内にあるカイラン港の拡張により同海峡を通航する大型船舶の増加が見込まれ、大型船舶の航路とフェリーの航路が交差するため安全面での問題も考えられる。
この計画は、これらの課題に対応するため、バイチャイ湾の入口に橋梁を建設するものである。
(2)借款条件
金利: | 年0.95% |
償還期間: | 40年(10年の据置期間を含む) |
調達条件: | 日本タイド(ただし、監査については一般アンタイド) |
その他: | 調達プロセスの公正性、競争性を確保するため、調達手続きについては借款資金を活用して第三者機関等による定期的・事後的監査を実施する。 |