平成13年4月3日
(1)コスタリカでは、電力需要が年々増加する傾向にあり今後ともこの増加傾向が続くことが見込まれる。こうした中で、コスタリカ電力公社では、「1990~2010年の第二次国家エネルギー計画」および「2000~2020年の第三次国家エネルギー計画」に基づき、電力供給能力増加計画を策定し、将来的な電力需給ギャップの解消を図ろうとしている。
(2)ピリス水力発電所建設計画は、同国の首都(サンホセ)の南方約70キロに位置する中央高原地域を流れるピリス川中流部に、出力128MWの水力発電関連施設を建設するもの。本計画は、電力需給ギャップの解消、ベースロード(年間を通じて発電に貢献する電源)となる水力発電能力向上に貢献し、もって同国の安定的電力供給を図るため、同国電力供給能力増加計画中に最も重要なものとして位置づけられており、近年では2000年10月に完成したアンゴストゥーラ水力発電所(177MW)に次ぐ大規模な発電能力を有するもの。
(1)金利:年2.2%
(2)償還期間:25年(7年の据置期間を含む)
(3)調達条件:一般アンタイド