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ウクライナのシェフチェンコ記念国立オペラ・バレエ劇場に対する文化無償協力について

平成14年1月22日

  1. わが国政府は、ウクライナ政府に対し、シエフチェンコ記念国立オペラ・バレエ劇場が音響機材および楽器を購入するため(the Supply of sound audio equipment and musical instruments to the Ukrainian National Academic Opera and Ballet Theater Named After T.G Shevchenko)、4,860万円を限度とする額の文化無償協力を行うこととし、このための書簡の交換が1月22日(火)、キエフにおいてわが方本田均在ウクライナ大使と先方オレクサンドル・シュラパック経済・欧州統合大臣(Olexander Shlapak, Minister of Economy and European Integration of Ukraine)との間で行われた。

  2. ウクライナの首都キエフにあるシェフチェンコ記念国立オペラ・バレエ劇場は、ボリショイ劇場(モスクワ)、マリンスキー劇場(サンクトペテルブルグ)と並ぶ旧ソ連の3大劇場の1つであり、国際コンクールでの入賞者をはじめ、旧ソ連全体およびウクライナの代表的な芸術家が活躍することでも有名な劇場である。しかし、長年修理をしつつ使用してきた各種機材と楽器の老朽化が著しく、これ以上の使用が困難であるにもかかわらず、予算が逼迫しているため、音響機材および楽器の更新ができず、支障をきたしている。
     このような状況の下、ウクライナ政府は、シェフチェンコ記念国立オペラ・バレエ劇場が音響機材および楽器を購入するために必要な資金につき、わが国政府に対して文化無償協力を要請してきたものである。
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