
モンゴルに対する無償資金協力(ノンプロジェクト無償資金協力)について
平成14年1月14日
- わが国政府は、モンゴル国政府に対し、同国の経済構造改善努力推進および債務問題を含む経済困難緩和に寄与することを目的として、12億円の無償資金協力(ノンプロジェクト無償資金協力)を行うこととし、このための書簡の交換が、1月14日(月)、ウランバートルにおいて、わが方花田麿公在モンゴル大使と先方エルデネチョローン外務大臣(Luvsangiin Erdenechuluun, Minister for Foreign Affairs)との間で行われた。
- モンゴルは、世界銀行・国際通貨基金(IMF)との連携・協調の下、これまで着実に経済構造改善努力を実施してきた。しかしながら、同国の主要輸出産品である銅、カシミア等の国際価格下落や雪害等の自然災害の影響により、1999年には3.2%であったGDP(国内総生産)成長率も2000年には1.1%に低下している。さらに本格的な対外公的債務の返済も大きな負担となっており、慢性的な財政赤字を抱えているモンゴル経済は非常に厳しい状況にある。
このような状況の下、モンゴル政府は同国の経済的困難からの脱却を図るために必要な資金につき、わが国政府に対し無償資金協力を要請してきたものである。
この資金は、モンゴル政府により同国における経済構造改善努力推進に必要な商品の輸入代金支払いのために使用される。