
ガボンのオマール・ボンゴ大学に対する文化無償協力について
平成14年1月9日
- わが国政府は、ガボン共和国政府に対し、オマール・ボンゴ大学が医学研究機材(生物顕微鏡、パラフィン包埋装置他)を購入するため(the supply of medical research equipment to the University of Omar Bongo)、2,660万円を限度とする額の文化無償協力を行うこととし、このための書簡の交換が 1月9日(水)、リーブルビルにおいて、わが方藤原定在ガボン大使と先方ジャン・ピン外務・協力・仏語圏大臣(Jean PING, Minister of Foreign Affairs, of Cooperation and of French Speaking Countries)との間で行われた。
- オマール・ボンゴ大学は1970年に設立され、約1万人の学生を擁している。1976年に同大学内に開設された医学部は医学研究機関として、ガボン国内のみならず、中央アフリカ、赤道ギニア等近隣国からも送られてくる医学標本に対する組織学・病理学的検査を行うとともに、医科生、看護学生に対する教育が行われている。しかしながら、現在使用されている研究機材は老朽化が著しく、新たな機材を購入することを希望しているが、予算上の制約から困難な状況にある。
このような状況の下、ガボン政府は、オマール・ボンゴ大学が医学研究機材を購入するために必要な資金につき、わが国政府に対して文化無償協力を要請してきたものである。