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チリ国立歴史博物館に対する文化無償協力について

平成14年3月28日

  1. わが国政府は、チリ共和国政府に対し、チリ国立歴史博物館が写真修復機材(デジタルカメラ、コンピューター、全自動写真印刷装置他)を購入するため(the supply of equipment for restoration of photographs to the National History Museum)、3,200万円を限度とする額の文化無償協力を行うこととし、このための書簡の交換が3月27日(日本時間28日)、サンティアゴにおいて、わが方成田右文在チリ大使と先方マリア・ソレダ・アルベアル・バレンスエラ外務大臣(Maria Soledad ALVEAR Valenzuela, Minister of Foreign Affairs)との間で行われた。

  2. チリ国立歴史博物館は、1911年に設立され、チリの歴史を代表するあらゆる物品の保管庫となっている。同博物館はチリの歴史に関係する写真の修復、複製、保管等を行っている唯一の専門機関であり、修復された写真は書籍、学術調査、展示会、テレビのドキュメンタリー番組等で利用されている。しかし、写真修復に必要な機材が不足しており、新たな機材を購入することを希望しているが、予算上の制約から困難な状況にある。
     このような状況の下、チリ政府は、国立歴史博物館が写真修復機材を購入するために必要な資金につき、わが国政府に対して文化無償協力を要請してきたものである。
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