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エジプトのサイード・ダルウィーシュ劇場に対する文化無償協力について

平成14年3月27日

  1. わが国政府は、エジプト・アラブ共和国政府に対し、サイード・ダルウィーシュ劇場が照明・音響機材を購入するため(the supply of lighting and sound equipment to the Sayed Darwish Theatre)、4,900万円を限度とする額の文化無償協力を行うこととし、このための書簡の交換が3月27日(水)、カイロにおいて、わが方山口壽男在エジプト臨時代理大使と先方マイ・アブル・ダハブ国際文化関係担当外務次官)Ambassador May Aboul-Dahab, Assistant Foreign Minister for International Cultural Relations)との間で行われた。

  2. サイード・ダルウィーシュ劇場は、1921年にアレキサンドリアで「モハメド・アリ劇場」として設立されたが、1952年にエジプトの英雄的歌手であり、エジプト国歌の作曲者でもある「サイード・ダルウィーシュ」の名を冠した劇場となり、同劇場内大ホールと小ホールを使用して演劇、オペラ、民族舞踊等年200回に上る公演、約10万人の観客総数を誇っている。しかし、既存の機材は老朽化しており、新たな機材を購入することを希望しているが、予算上の制約から困難な状況にある。
     このような状況の下、エジプト政府は、サイード・ダルウィーシュ劇場が照明・音響機材を購入するために必要な資金につき、わが国政府に対して文化無償協力を要請してきたものである。
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