平成14年3月26日

1. わが国政府は、トルクメニスタン政府に対し、トルクメニスタン・オリンピック委員会がスポーツ器材を購入するため（the supply of sports equipment to the National Olympic Committee of Turkmenistan)、4,520万円を限度とする額の文化無償協力を行うこととし、このための書簡の交換が3月26日(火)､アシガバットにおいて､わが方菅沼健一在トルクメニスタン公使と先方レジェポフ内閣副議長兼トルクメニスタン･オリンピック委員会議長（B. Redzhepov, Deputy Chairman of the Cabinetof Ministers and Chairman of the National OlympicCommittee of Turkmenistan）の間で行われた。
   
   
2. トルクメニスタンでは、サンボ等従来からの競技だけではなく、空手、柔道等の格闘技が伝統的に盛んであり、スポーツ・文化の振興および青少年の育成に大きな役割を果たしている。トルクメニスタン政府はスポーツを通じた青少年教育や国際交流も重視しており、トルクメニスタン・オリンピック委員会はその実施機関として活動している。しかし、同委員会は、ソ連崩壊後の逼迫した財政状況により、老朽化した器材および備品の更新が困難となっている。
   　このような状況の下、トルクメニスタン政府は、トルクメニスタン・オリンピック委員会がスポーツ器材を購入するために必要な資金につき、わが国政府に対して文化無償協力を要請してきたものである。