
モルディブに対する無償資金協力(食糧援助)について
平成14年3月19日
- わが国政府は、モルディブ共和国政府に対し、1億5,000万円を限度とする額の無償資金協力(食糧援助)を行うこととし、このための書簡の交換が、3月19日(火)、スリランカ民主社会主義共和国のコロンボにおいて、わが方高橋周平在モルディブ臨時代理大使(スリランカにて兼轄)と先方アブドゥル・アジーズ・ユースフ駐スリランカ・モルディブ高等弁務官(H. E. Mr.Abdul Azeez Yoosuf, High Commissionor of the Republic of Maldives in Sri Lanka)との間で行われた。
- モルディブは、インド洋に位置する人口約28万人の国である。国土は1,200の島々からなり、これらはほぼ全てが環礁であることから、穀物の生産性は低く、毎年食糧穀物需要量のほとんどを輸入に依存している。このため、穀物輸入は同国の貿易赤字の主要因となっており、同国経済にとり大きな負担となっている。
このような状況の下、モルディブ政府は食糧(小麦粉)の輸入に必要な資金につき、わが国政府に対し無償資金協力を要請してきたものである。