国別地域別政策・情報 国別約束(年度別交換公文(E/N)データ)

アルバニアに対する無償資金協力(食糧増産援助)について

平成14年3月14日

  1. わが国政府は、アルバニア共和国政府に対し、4億円を限度とする額の無償資金協力(食糧増産援助)を行うこととし、このための書簡の交換が、3月14日(木)、ティラナにおいて、わが方林暘在アルバニア大使と先方アルタ・ダデ外務大臣(H. E. Mrs. Arta Dade, Minister of Foreign Affairs of the Republicof Albania)との間で行われた。

  2. アルバニアでは、1991年の市場開放政策とともに、農業の民営化、農地の私有化を盛り込んだ「経済民営化計画」および「農業中期開発計画」が策定されて以来、農業分野の市場経済化が進められてきている。
     同国政府は、農業体系の再構築の中で、個人農家での農業の機械化と肥料の投入による農業生産新体制の確立を急いでいたが、1997年のネズミ講の破綻を契機とする混乱、1999年のコソボ紛争によるコソボ・アルバニア系難民の流入などに直面し、困難な状況になっている。
     このような状況の下、アルバニア政府は、主要食糧の増産のための農業機械および肥料の購入に必要な資金につきわが国政府に対し、無償資金協力を要請してきたものである。
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