
グアテマラ国立造形美術学校に対する文化無償協力について
平成14年3月9日
- わが国政府は、グアテマラ共和国政府に対し、グアテマラ国立造形美術学校が教育機材(版画、彫刻、陶芸、工業デザイン用機材他)を購入するため(the supply of equipment for the education to the National School of Plastic Art)、4,130万円を限度とする額の文化無償協力を行うこととし、このための書簡の交換が3月8日(日本時間9日)、グアテマラシティにおいて、わが方上野景文在グアテマラ大使と先方ガブリエル・オレジャーナ・ロハス外務大臣(Gabriel ORELLANA ROJAS, Minister of Foreign Affairs)との間で行われた。
- グアテマラ国立造形美術学校は、1920年に設立されたグアテマラ随一の美術専門学校であり、版画、彫刻、陶芸、グラフィックアート、絵画、美術印刷等の専門的な技術を習得するコースの他、市民・美術愛好家が多数参加する絵画コース等を設け、芸術教育の拡大、若手芸術家、グアテマラの地方小中学校の美術教員の育成を行っている。しかしながら、これらの教育で使われる既存機材は数量が不足していたり、老朽化しており、新たな機材を購入することを希望しているが、予算上の制約から困難な状況にある。
このような状況の下、グアテマラ政府は、国立造形美術学校が教育機材を購入するために必要な資金につき、わが国政府に対して文化無償協力を要請してきたものである。