
ヨルダンのフセイン青少年運動公園に対する文化無償協力について
平成14年3月7日
- わが国政府は、ヨルダン・ハシミテ王国政府に対し、フセイン青少年運動公園がスポーツ器材を購入するため(the supply of sports equipment to the Al-Hussein Youth City)、4,370万円を限度とする額の文化無償協力を行うこととし、このための書簡の交換が3月7日(木)、アンマンにおいて、わが方佐々木伸太郎在ヨルダン大使と先方バーセム・アワダッラー計画大臣(H. E. Dr.Bassem I.Awadallah, Minister of Planning of the Hashemite Kingdom of Jordan)の間で行われた。
- フセイン青少年運動公園は、ヨルダン唯一の全国的国立総合運動公園であり、同国の様々なナショナルチームがベースにしているのみならず、施設全般にわたり広くアンマンおよび近郊の市民に利用されている他、様々な国とのスポーツ・文化交流の舞台ともなっており、様々なスポーツのレベル向上および青少年の育成に大きな役割を果たしている。しかし、これまで筋力トレーニングを専門的に行う環境が整っておらず、スポーツレベルの向上、青少年の育成のために支障をきたしているが、予算的な制約により新規に器材を購入するのは困難な状況にある。
このような状況の下、ヨルダン政府は、フセイン青少年運動公園がスポーツ器材を購入するために必要な資金につき、わが国政府に対して文化無償協力を要請してきたものである。