
モンゴル国立医科大学に対する文化無償協力について
平成14年2月22日
- わが国政府は、モンゴル国政府に対し、モンゴル国立医科大学が印刷および視聴覚機材を購入するため(the supply of printing and audio-visual equipmentto the National Medical University of Mongolia)、3,880万円を限度とする額の文化無償協力を行うこととし、このための書簡の交換が2月22日(金)、ウランバートルにおいて、わが方花田麿公在モンゴル大使と先方ロブサンギーン・エルデネチョローン外務大臣(H. E. Mr. Luvsangiin Erdenechuluun, Minister for Foreign Affairs)との間で行われた。
- モンゴル国立医科大学は、1942年に設立されたモンゴル大学医学部を前身とし、1961年に同大学より分離独立したモンゴル唯一の国立医科大学である。同大学は、付属病院、看護カレッジ(大学)および医科図書館、研究所等を有し、同国における医学教育の中心的存在であるとともに、国民に対する健康的な生活のための啓蒙活動にも力を入れており、また、医学教材および医療知識普及のための資料の製作とともに、視聴覚システムを用いた近代的教授法を取り入れるべく努めている。しかし、同国政府は厳しい財政事情の下、こうした取組みに必要な機材の購入が困難な状況となっている。
このような状況の下、モンゴル政府は、モンゴル国立医科大学が印刷機材および視聴覚機材を購入するために必要な資金につき、わが国政府に対して文化無償協力を要請してきたものである。