
サントメ・プリンシペに対する無償資金協力(食糧援助)について
平成14年2月9日
- わが国政府は、サントメ・プリンシペ民主共和国政府に対し、1億5,000万円を限度とする額の無償資金協力(食糧援助)を行うこととし、このための書簡の交換が、2月8日(日本時間9日)サントメにおいて、わが方藤原定在サントメ・プリンシペ大使と先方マテオス・メイラ・リタ外務・協力・共同体大臣(Mateus MEIRA RITA, Ministre des
Affaires Etrangeres, de la Cooperation et des Communautes)との間で行われた。
- サントメ・プリンシペは、アフリカ大陸の西部、大西洋上に位置する島国である。同国は主要2島から構成されているが、耕作地が限られている上、土地が肥沃でないことから、農業は数少ない輸出産品であるカカオやコーヒーの栽培が中心となっており、穀物のほぼ全量を輸入に依存している。しかし、主たる外貨獲得源であるカカオやコーヒーの国際市場価格が低迷しているため外貨収入が減少しており、穀物の輸入も十分に行えない状況にある。
このような状況の下、サントメ・プリンシペ政府は、食糧(米)を購入するために必要な資金につき、わが国政府に対し無償資金協力を要請してきたものである。