
カーボベルデに対する無償資金協力(食糧援助)について
平成14年2月7日
- わが国政府は、カーボベルデ共和国政府に対し、1億5,000万円を限度とする額の無償資金協力(食糧援助)を行うこととし、このための書簡の交換が2月7日(木)セネガル共和国のダカールにおいて、わが方古屋昭彦在カーボベルデ大使(セネガルにて兼轄)と先方エリアス・アンドラッド在セネガル・カーボベルデ臨時代理大使(Monsieur Elias ANDRADE, Charge d'affaires a.i. du Cap-Vert au Senegal)との間で行われた。
- カーボベルデは、火山岩等に覆われた小群島国であるため耕地面積が少ない。また、乾燥したサヘル気候に属しているため降雨量が少なく、しばしば旱魃に見舞われている。そのため食糧自給率が低く、特に穀物自給率は20%程度に過ぎず、慢性的に食糧不足問題に直面しており、食糧の大半を輸入に依存するという厳しい状況にある。
このような状況の下、カーボベルデ政府は食糧不足に伴う米の購入に必要な資金につき、わが国政府に対し無償資金協力を要請してきたものである。