
クロアチアのリエカ・クロアチア国民劇場に対する文化無償協力について
平成13年12月19日
- わが国政府は、クロアチア共和国政府に対し、リエカ・クロアチア国民劇場が音響・映像機材を購入するため(audio-visual equipment to the Croatian National Theater in Rijeka)、4,670万円を限度とする額の文化無償協力を行うこととし、このための書簡の交換が12月19日(水)、ザグレブにおいて、わが方今西正次郎在クロアチア大使と先方アントゥン・ヴイッチ文化大臣(H.E.Dr.Antun Vujic, Minister of Culture)との間で行われた。
- リエカ・クロアチア国民劇場は、1,000人を収容出来るリエカ市最大の市立劇場であり、コンサート、オペラ、演劇、民族舞踊等年間300回を越える公演が行われており、伝統的に文化を重要視するクロアチアにおいて同劇場の果たす役割は益々重要となっている。同劇場は、保有する劇場用機材の老朽化が激しく、充分な活動を行うのが難しくなっているが、厳しい財政事情のため、機材を更新することが困難な状況にある。
このような状況の下、クロアチア政府は、リエカ・クロアチア国民劇場が音響・映像機材を購入するために必要な資金につき、わが国政府に対して文化無償協力を要請してきたものである。