国別地域別政策・情報 国別約束(年度別交換公文(E/N)データ)

ボリビアの「コチャバンバ母子医療システム強化計画(詳細設計)」に対する無償資金協力について

平成13年11月20日

  1. わが国政府は、ボリビア共和国政府に対し、「コチャバンバ母子医療システム強化計画(詳細設計)」(Proyecto de Fortalecimiento del Sistema de Atencion Hospitalaria Materno Infantil de Cochabamba)の実施に資することを目的として、1億1,600万円の無償資金協力を行うこととし、このための書簡の交換が11月19日(日本時間20日)、ラパスにおいて、わが方山本哲史在ボリビア臨時代理大使と先方グスターボ・フェルナンデス外務・宗務大臣(Gustavo Fernandez, Ministro de Relaciones Exteriores y Culto)との間で行われた。

  2. ボリビアでは、妊産婦死亡率や5歳未満の乳幼児の死亡率が高く、母子保健が劣悪な状況にあるため、同国政府は1996年7月に「国家母子保健政策」を策定し、妊産婦および5歳未満の乳幼児が無料で診療を受けられることとした。
     しかし、100万人以上の人口を抱えるコチャバンバ市では、ヘルマンウルキジ母子病院が唯一の三次医療施設であり、施設および機材が老朽化していることに加え、患者が集中し高まる医療需要に適切に対応出来ない状況にある。
     このような状況の下、ボリビア政府はコチャバンバ市の各医療レベルにおける医療活動および機能を明確化し、医療施設および医療機材の整備・拡充を行い、コチャバンバ市の母子医療システムを強化するべく、ヘルマンウルキジ病院の建て替えおよび3保健所の改築および新設を含む「コチャバンバ母子医療システム強化計画」を策定し、この計画の実施のための詳細設計に必要な資金につき、わが国政府に対し無償資金協力を要請してきたものである。

  3. この計画の実施により、コチャバンバ市の母子医療サービス機能および医療施設が充実し、患者の受入能力および母子医療水準の向上が期待される。
このページのトップへ戻る
目次へ戻る