
タンザニア警察音楽隊に対する文化無償協力について
平成13年11月16日
- わが国政府は、タンザニア連合共和国政府に対し、タンザニア警察音楽隊が楽器を購入するため(the supply of musical instruments to the Tanzania Police Band)、1,660万円を限度とする額の文化無償協力を行うこととし、このための書簡の交換が11月16日(金)、ダルエスサラームにおいて、わが方佐藤啓太郎在タンザニア大使と先方ピーター・ングンブル大蔵次官(Mr.PeterNgumbullu, Permanent Secretary, Ministry of Finance)との間で行われた。
- タンザニア警察音楽隊は1942年に設立され、ダルエスサラーム、モシ、ザンジバルの三つの分隊からなり、それぞれブラスバンド、ジャズバンドを擁している。同音楽隊は種々の国家行事の式典や文化行事を始め、タンザニア政府とNGO(非政府組織)が共催するチャリティーコンサートへの参加まで様々な音楽活動を展開しており、年間約50回の公演を行っているほか、地方への巡業を通じ、音楽の普及を図っている。しかしながら、同音楽隊はその所有楽器が老朽化しているため、修理を繰り返して使用しており、新たな楽器を購入することを希望しているが、予算上の制約から困難な状況にある。
このような状況の下、タンザニア政府は、タンザニア警察音楽隊が楽器を購入するために必要な資金につき、わが国政府に対して文化無償協力を要請してきたものである。