平成13年11月13日

1. わが国政府は、インドネシア共和国政府に対し、ジャカルタ芸術劇場が照明機材を購入するため（the supply of lighting equipment to the Jakarta Performing Arts Theater）、4,920万円を限度とする額の文化無償協力を行うこととし、このための書簡の交換が11月13日（火）、ジャカルタにおいて、わが方竹内行夫在インドネシア大使と先方スティヨソ・ジャカルタ首都特別州知事（H.E.Mr.Sutiyoso, Governor of the Special Territory of the Capital City of Jakarta）との間で行われた。
   
   
2. ジャカルタ芸術劇場は、インドネシアを代表する芸術文化を国内外に紹介する劇場として、古典から現代演劇に至るまで広範囲な演目が上演され、内外で好評を博している。同劇場においては、劇場を利用する芸術団体の舞台技術が年々向上していることから、複雑な演出や現代的な演出が可能となる新技術の導入を必要としているが、老朽化した旧式の既存機材では対応できず、また、厳しい予算情勢下、新たな機材の購入が困難な状況となっている。このような状況の下、インドネシア政府は、ジャカルタ芸術劇場が照明機材を購入するために必要な資金につき、わが国政府に対して文化無償協力を要請してきたものである。