国別地域別政策・情報 国別約束(年度別交換公文(E/N)データ)

キューバのハバナ・グラン劇場に対する文化無償協力について

平成13年10月5日

  1. わが国政府は、キューバ共和国政府に対し、ハバナ・グラン劇場が音響機材を購入するため(the supply of sound equipment to the“ Gran Teatro de La Habana”)、4,460万円を限度とする額の文化無償協力を行うこととし、このための書簡の交換が10月5日(金)、ハバナにおいて、わが方馬渕睦夫在キューバ大使と先方マルタ・ローマス・モラレス外国投資・経済協力省大臣(MartaLOMAS MORALES, Minister for the Foreign Investment and the Economic Cooperation)との間で行われた。

  2. キューバ文化省のもとで、オペラ、バレエを中心に各種公演に利用されているハバナ・グラン劇場は、1838年の設立以来、中南米におけるオペラ、バレエ、演劇等の発展に中心的な役割を果たしてきた歴史的、文化的価値の高い劇場であり、国立芸術専門学校としての機能、組織も有しており、キューバ国内の若手芸術家の養成も行われている。しかし、同劇場に設置されている音響機材は極めて旧式となっており、故障も多く、新しい音響機材を購入することを希望しているが、予算上の制約から困難な状況にある。
     このような状況の下、キューバ政府は、ハバナ・グラン劇場が音響機材を購入するために必要な資金につき、わが国政府に対して文化無償協力を要請してきたものである。
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