
パラオ教育省に対する文化無償協力について
平成13年10月3日
- わが国政府は、パラオ共和国政府に対し、パラオ教育省がLL機材を購入するため(the Supply of Language Laboratory Equipment to the Ministry of Education)、3,000万円を限度とする額の文化無償協力を行うこととし、このための書簡の交換が10月3日(水)、コロールにおいて、わが方長谷川恵一在パラオ臨時代理大使と先方テミイ・シュムール国務大臣(Mr.Temmy L. Shmull/Minister of State)の間で行われた。
- パラオでは、伝統的に英語等の語学教育が重要視されている。また、これまでのわが国との歴史的関係もあり、日本語が浸透しており、高齢者の多くは片言の日本語を解するのみならず、パラオ語には相当数の日本語が組み込まれている。また、日本からの観光客が最も多いこともあり、日本語学習熱が高い。
しかしながら、同国内教育施設での教育用機材の欠如および老朽化が著しいにもかかわらず、同国の予算不足によりこれら機材の拡充が困難となっている。
このような状況の下、パラオ政府は、教育省がLL機材を購入するために必要な資金につき、わが国政府に対して文化無償協力を要請してきたものである。