
パプアニューギニアの「地方都市給水計画」に対する無償資金協力について
平成13年8月31日
- わが国政府は、パプアニューギニア政府に対し、「地方都市給水計画」(The Project for Town Water Supply)の実施に資することを目的として、総額10億2,200万円(平成13年度2億4,400万円、平成14年度7億7,800万円)を限度とする額の無償資金協力を行うこととし、このための書簡の交換が8月31日(水)、ポートモレスビーにおいて、わが方田中辰夫在パプアニューギニア大使と先方ジョン・プンダリ外務大臣(The Honourable John Pundari, MP Minister for Foreign Affairs)との間で行われた。
- パプアニューギニアでは、都市人口の43%、地方人口の29%が安全な水を確保しているに過ぎない。全国平均では給水率は30%に留まっている。また、地方都市における上水道設備の状況が劣悪なため、水系感染症が発生し、公衆衛生上大きな問題となっている。
地方都市ローレンガウおよびゴロカでも、同国の資金不足により、上水道設備の改修、修理を行うに至っていない。
このような状況の下、パプアニューギニア政府は、両都市における「地方都市給水計画」を策定し、この計画を実施するための上水道設備の改修及び修理に必要な資金につき、わが国政府に対し無償資金協力を要請してきたものである。
- この計画に基づき上水道設備の改修、修理が行われ、約1万5,000人の関係都市住民に安全で十分な水が供給されることが期待される。