
バングラデシュのダッカ大学現代言語研究所に対する文化無償協力について
平成13年8月22日
- わが国政府は、バングラデシュ人民共和国政府に対し、ダッカ大学現代言語研究所がLL機材を購入するため(the supply of language laboratory equipment to the Institute of Modern Language, Dhaka University)、4,410万円を限度とする額の文化無償協力を行うこととし、このための書簡の交換が8月22日(水)、ダッカにおいて、わが方小林二郎在バングラデシュ大使と先方A.K.M.マシウル・ラーマン大蔵省経済関係局次官(Dr. A. K. M. Masihur Rahman, Secretary, Economic Relations Division, Ministry of Finance)との間で行われた。
- ダッカ大学は、バングラデシュにおける唯一の日本語学習を行う高等教育機関である。同国における日本語熱の高まりから、毎年日本語学科への入学希望者が殺到しているが、学習設備等の制約もあり、入学希望者の半数程度しか入学できない状況である。これらを改善するため、同大学では日本語学科専用の教室を新たに建設し、さらに多くの日本語学習希望者を受け入れる予定であるが、財政的な理由により新規の機材購入が困難な状況にある。
このような状況の下、バングラデシュ政府は、ダッカ大学がLL機材を購入するために必要な資金につき、わが国政府に対して文化無償協力を要請してきたものである。