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エルサルバドル国営教育・文化テレビ局に対する文化無償協力について

平成13年8月11日

  1. わが国政府は、エルサルバドル共和国政府に対し、国営教育・文化テレビ局が番組制作機材(ビデオ撮影・編集機材)を購入するため(the supply of equipment for programs' production to the Cultural and Educational Television)、4,100万円を限度とする額の文化無償協力を行うこととし、このための書簡の交換が8月10日(日本時間11日)、サンサルバドルにおいて、わが方湯澤三郎在エルサルバドル大使と先方マリア・エウヘニア・ブリスエラ・デ・アビラ外務大臣(Mari Eugenia Brizuela de Avila, Minister of Foreign Affairs)との間で行われた。

  2. エルサルバドルの国営教育・文化テレビ局は、1964年に設立され、国家文化芸術審議会の下、教育・文化全般に関する番組を制作している。エルサルバドル政府は1992年の内戦終了後、教育レベルの向上および教育システムの改善を優先課題に取り組んでおり、特に国営教育・文化テレビ局を通じた放送教育の普及に力を入れている。しかし、教育・文化番組制作に対する需要の増大に対して、現有機材では番組制作が追いつかない状況となっているため、新たな番組制作機材を購入することを希望しているが、予算上の制約から困難な状況にある。
     このような状況の下、エルサルバドル政府は、国営教育・文化テレビ局が番組制作機材を購入するために必要な資金につき、わが国政府に対して文化無償協力を要請してきたものである。
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